多くの企業がDXに取り組んでいますが、実際には「システムを導入したのに現場で使われない」「デジタル化したはずなのに効率化されない」という声が絶えません。
その根本原因は、「デジタル化」を目的にしてしまっていることにあります。本来、DXとは業務の変革であり、その主役は「人」であるはずです。
私たちが提唱するXD(Transformation → Digital)は、まず人と組織の変化を起こし、その後でデジタルツールを活用するというアプローチです。
現場の人たちが「こうしたい」と自ら動き出したとき、デジタルツールは自然と受け入れられ、本当の業務改善が実現します。順番を変えるだけで、DXの成功率は劇的に変わります。
業務課題には、マニュアルやシステムで解決できる「技術的問題」と、人の意識や関係性の変化が必要な「適応課題」があります。多くのDX失敗は、適応課題を技術的問題として扱ってしまうことから生まれます。
業務フローを単なる作業手順ではなく、人と人とのつながりの物語として理解します。各工程で「誰が」「何のために」「どんな思いで」関わっているかを可視化することで、本質的な改善ポイントが見えてきます。
「でも、それって...」という懸念の声は、改善の宝庫です。懸念を否定するのではなく、むしろ積極的に引き出し、対話を通じて解決策を見出していく。この姿勢が、持続可能な変化を生み出します。
完璧な計画を作ってから始めるのではなく、小さな実験から始めて、結果から学び、次の一手を考える。このサイクルを回すことで、組織は自ら学び、成長し続ける力を身につけていきます。
デジタルツールの使い方ではなく、現場が自分からDXを求め始める変化を生み出します
架空の事例ではなく、参加企業の実際の業務課題を題材に進行します
建設業、不動産業、製造業など多様な業種で成果を出してきたメソッドです
理論40%、実践60%。講義で学び、ワークで体得する2日間。
自社の実業務を題材に、具体的なアクションプランまで作成します。
現状理解と課題発見
理想設計と実行計画
自社の現状業務フロー
(可視化)
理想の業務フロー
(設計図)
3ヶ月アクションプラン
(実行計画)
実践ツールキット
(診断シート等)
2日間のワークショップを通じて、DXの本質は「技術」ではなく「人の変化」であることを実感できます。現場の声を引き出し、対話を通じて改善を進めていく具体的な方法を、自社の実業務を題材に体験しながら学べます。研修が終わる頃には、明日から何をすればいいかが明確になっているはずです。