cubio

事例紹介

ホーム > 事例紹介 > 事例紹介 > 「紙と記憶」から脱却。社員が自ら動きkintoneを活用できる仕組みへの一歩|株式会社池田商店様(北海道帯広市)

「紙と記憶」から脱却。社員が自ら動きkintoneを活用できる仕組みへの一歩|株式会社池田商店様(北海道帯広市)

〜現場の声に寄り添いながら実現した、kintoneとマネーフォワードによる業務改善〜

1967年の創業以来、地域に密着し地域社会と共に歩んできた株式会社池田商店(北海道帯広市)。
「お客様に誠実に向き合う」を大切に、地元で長年にわたり信頼を築いてきた同社は、長らく紙を中心としたアナログな業務スタイルを続けてきました。

しかし近年、案件の増加とともに業務の煩雑さや情報の属人化が限界を迎え、ついに業務改善への大きな一歩を踏み出すことに。
現場の声を丁寧にすくい上げながら、kintoneとマネーフォワードを活用した顧客・案件・会計の一元管理体制へと移行しました。

ただのシステム導入にとどまらず、社員自身が変化を楽しみ、主体的に関わることで、業務効率の向上だけでなく「心と時間に余白が生まれる」組織へと進化。
プライベートの充実やチームワークの向上といった副次的な変化も生まれ、業務改善が、社員一人ひとりの働き方と組織全体の前向きな変化へとつながっていきました。

会社概要

会社名:株式会社池田商店
所在地:北海道帯広市
業務内容:住宅リフォーム・窓ガラス・サッシの修理・交換等
創業:1967年
従業員数:4名

課題ときっかけ


これまでは主にBtoB(建設会社からの下請け)としての案件が多く、業務の流れや管理体制もそれに最適化されていました。

ところが、ここ数年でBtoC(個人のお客様)からの直接依頼が急増。
顧客とのやりとりや対応履歴、見積もり・請求の管理など、業務が一気に複雑化。
紙や記憶、人の経験に頼ったこれまでのやり方では対応しきれない場面が増え、限界を迎えていました。

・顧客ごとの対応履歴が担当者の頭の中にしかない
・各種帳票や原価計算のデータが分散していて経営の全体像が見えにくい
・同じような情報を複数回書き直すなど、無駄な作業が発生している
・入力や集計が属人化し、業務効率のボトルネックになっていた

これらの課題は日々のストレスとなって積み重なり、経営層・管理者・現場スタッフいずれにとっても「なんとなく大変」が続く状態でした。

目指した未来

代表の池田純寛さんが目指したのは、単に業務効率の改善だけでなく、、“社員が主体的に動きやすくなる仕組み”でした。

・顧客対応の質を高めること
・数字や情報をもとに経営判断できること
・現場で働く社員一人ひとりが“納得して使える仕組み”をつくること

これらを丁寧に実現するため、kintoneとマネーフォワードを活用した業務改善プロジェクトがスタートしました。

導入支援のステップ

Step 1|現場の声を丁寧にヒアリング

まずは現場の皆さんとの対話を重ねながら、日々の業務の流れ、つまずきや違和感を徹底的にヒアリング。
「こうだったらいいのに」「ここが面倒」といった本音を引き出し、言語化して整理しました。

Step 2|理想の業務フローとシステム設計

ヒアリング内容をもとに、kintone上で実現できる理想の顧客管理・案件管理・売上管理の業務フローを設計。
あわせて、会計システムとしてマネーフォワードクラウド会計を連携し、見積〜請求〜集金までの一連の流れを一元管理できるように整備しました。

Step 3|段階的な導入と操作研修

一気に変えすぎると現場に負荷がかかるため、優先順位の高い部分から段階的に構築を進行。
操作研修や活用勉強会を定期的に実施し、スタッフの理解と使いこなしを促進しました。
導入後もサポートを継続し、現場のフィードバックを即反映して改善を重ねました。

導入後の成果と変化

顧客対応がスピードアップ
顧客ごとの情報や対応履歴がアプリ内に集約され、電話対応や見積作成もスムーズに。
売上・原価・粗利の見える化
これまで属人化していた数字がリアルタイムで把握でき、経営判断の質とスピードが向上。
社員が主体的に改善に関わるように
「もっとこうしたい」「こっちの方が早いかも」といった意見が現場から出るようになり、変化に前向きな空気が生まれた。
ミスや手戻りが大幅に減少
二重入力や情報の食い違いがなくなり、確認作業の時間や精神的な負担も軽減。
仕事に余裕が生まれ、社員のプライベートの時間や心のゆとりも増えた
社員が自らkintoneアプリを作成できるように
補助金の申請業務の進捗管理など、自分自身が困っている業務をアプリ化し改善。

お客様の声

「最初は覚えることもあって戸惑いましたが、今では“これがないと困る”という状態です。現場が困っていたことが、次々に改善されています。
経営計画も感覚ではなく、数値を根拠に立てられるようになりました」
— 株式会社池田商店 代表取締役 池田 純寛 様

まとめ

このプロジェクトは、システム導入そのものではなく、
“現場の声に根ざした業務改善”と“社員が自走できる土壌づくり”を大切に進めた事例です。

私たちはこれからも、
単なるIT化にとどまらず、人と組織が可能性を発揮できる「変化のきっかけ」を届け続けていきます。

その他の事例も順次公開予定です

導入支援や研修サポートをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
初回のご相談は無料です。

CONTACT

    当社へのお問い合わせは、以下のフォームへのご入力をお願いいたします。

    必須

    必須

    必須